好きを私にください。
「笑ってんなっ!」


あ~、おもしろいッ!!


「先生も可愛いとこあるよねっ、時々。」

「時々でもいらねぇよっ!」


だって先生別にカッコよくないし…。

イケメンでもないしぃ…。

時々可愛いけどね。


「っ…。」


笑うんじゃなかった…!!

腹が痛い…。


「明海?」

「うぅ~っ…。」


あたしは布団に潜り込む。


「もうあたし、ダメだ…。」


波が来たぁっ…!


「は?」

「お腹が痛すぎて死ぬんだ…。」

「何言ってんの!?」

「バイバイ、先生…。」


そう言ってあたしは眠った…。


「マジかよ…。」


ここで寝るか!?ってため息を吐きながら呟いた先生に、あたしが気付くはずもなく…。



< 254 / 350 >

この作品をシェア

pagetop