好きを私にください。
-翌朝…


「ふっ…んんっ…!!!」


あたしは伸びをしながら起き上った。


「良く寝たぁー♪」


お腹は痛いままだけどね…。


そう言えば、先生は!?


あたしはお兄ちゃんの部屋に行った。

あたしの部屋にいないってことは、お兄ちゃんの部屋にいるのかも…。


-バンッ


勢い良くドアを開けた。


「っるせ…んだよ、朝っぱらから!」


そうお兄ちゃんに怒鳴られたけど…気にしない☆


「先生はっ!?」

「あ゙ぁっ!?和樹なんか知るか!!!」


あ~あ、ここのところお兄ちゃん放ったらかしだったから…拗ねちゃってるし。

第一、お兄ちゃん、寝起き悪いもんね。


これ以上刺激しない方が身のためだよね。


そう思いながら自分の部屋に戻った。


「ぬ?」


メールが来てる。

誰だ!?


そう思って、メールを見ると…

-受信:和ちゃん-


皆にバレないように“和ちゃん”…そう登録し直したんだよね。


『今日は帰っとく
 今度また泊りに行くから』


なんか悪いことしちゃったなぁ。

もしかたら先生まだ寝てるかもだし…メール、返信しない方がいいよね。
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