好きを私にください。
・。+* 真菜 *+。・


「んーっ。」


家に帰るなり、ベッドにダイブしたあたし。


「ふぁーっ。」


ここんとこ、病院に寄ってから家に帰ることが日課になってる。

明海はまだ目覚まさないし。


何やってんだよぉ…っ。

ずーっと、5年間…一緒だったじゃんっ、明海っ。


引っ越しがあるんだよ、アンタ…っ。
あと、半年もないよ??

なのに…


一緒にいる時間減らしてどうすんのよぉっ。


先生だって心配してるよっ?

この間初めて見たけど…すごく落ち着いた人だなって思った。
ううん、落ち着いたっていうか…


すごく明海が好きなんだなって、感じた。



先生待たしちゃダメだよっ?


もちろん、あたしもダメだけどっ。






早く目ぇ覚ましてよっ、明海…。








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