好きを私にください。
・。+* 和樹 *+。・


「明海っ…!!」


バッと明海の顔を見ると、

うっすらと目が開いていた。


「せ、んせ…。」


明海の目は、涙で濡れていた。


「明海…遅ぇよ…。」

「ゴメンね、先生…。」


俺はナースコールを押して、医者を読んだ。


「…特に以上も無いですし…もう大丈夫でしょう。でも、一応様子見ってことで、2、3日は入院してください。」

「はい。」


明海はずっとボーッとしてた。


「…明海?」


カレンダー見たり、テレビ見たり。

窓の外の景色見たり。


「明海??」

「ねぇ、先生。」


俺の顔をしっかりと見て


「今って何月?」


そう言った。


「あたし、どのくらい眠ってたの…?」


そりゃそうだ。

自分の目が覚めた時に、これだけの日数が経ってしまっていれば…


「…2週間程。」


明海は、ただ茫然としていた。


「もう12月になる。」

「…嘘。」


そう思うのも当然だ。
受け入れろって方が難しいだろ。
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