好きを私にください。
先生は大好きだし、別れてもいないけど。


なんだか、申し訳無くて。


それに先生も塾で忙しそうなんだもん。

あたしもお兄ちゃんに休んでた分の勉強教えてもらったりで、なんとか追いつこうと奮闘中で忙しいし。


だけど今日は


「今日塾復活でしょぉ?」


舞佳に言われて大きく頷く。


「早速理科じゃんっ。」


らしい。完全に曜日の感覚とか狂ってるあたしは言われて気付いた。


「うわ…。」


マジか。気まず…くないけどさ。変な緊張が…。

しかも…


「おい、菅田。」

「持田…。」

「今日塾来んの?」

「うん、今日から復帰。」


あの日…なぜか持田に助けを求めちゃったし。


変に気まずかったりするのかも。

分かんないけど…。



ってかなんで持田に助けを求めたんだか…。


「じゃ、また塾でな!」

「うん。」


…なんか変なの。



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