好きを私にください。
…なんつーことになってんの…!?


「真菜っ…!!」

「あら~、よかったねーっ、クリスマスの予定ができて。」


ゔっ…。

真菜は最近勉強熱心だから、クリスマスもお勉強するんだってさ。


「…真菜のバカ。」


あたし…あーあ。

先生、ゴメンね。


なんか成り行き的に…えへ☆

じゃないか。


「まっ、先生とじっくり話しなよーッ。」


…悪魔め。


そういえば、塾って引っかかってないのかな…??


「その日…塾あったらどうすんだろ。」

「…さぁ??あたし、持田じゃないもーんっ♪」


楽しそうだねー、真菜さん…。

もうニッコニッコじゃーん…。


でもクリスマスはたまたま無かった気がするんだよねー…。


「でもなんで24日?」


クリスマスパーティーといえば25日…じゃない??


「先生に気ぃ使ってんじゃない!アイツ優しいしっ!」


優しいのかなー…。

気ぃ使ってんなら誘って来ないと思うんだけど…。


「だから大本番の25日は開けといてくれてんじゃん!」


…そ、そう…?

てか…大本番て…。


「お気楽に考えなよーっ♪」


…考えていいとこなのかなぁ…???


「…う、ん…。」


とりあえず、そう返事しておこっかな。
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