好きを私にください。
-翌日


「うわぁ…。」


今目の前にすんごい状況が出来上がってる。


今日は冬期講習1日目。


目の前には、にっこにこした友達、愛美がいて…なぜか持田もいる。

なんで!?


「明海、やるねぃ♪」

「はぃ!?」

「えっ…??」


満面の笑みの愛美さん。

怖いっす…。


「明海ー♪」

「は、はぃ。」


ふふっと笑う愛美さん。

意味は分かるんですケド。マジメに怖いっす。


今朝、ちゃんと舞佳と真菜にはご報告したんですよ。

まぁ、2人共先生のことは知ってるし…うん。


怖いんすけど。


でも、今何より怖いのは先生に会うこと。

申し訳無さと、どうすればいいのかっていう戸惑いと…。


とにかくドキドキだし。


「ぅあ~。」


誰か助けてっ。

なんて思っていたら、授業の時間になっちゃって。
先生が入って来るな、そろそろ…。


なんて思っていたら、


「はい、授業始めるよー。」


先生が入って来た。


けど…
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