好きを私にください。
Lesson9 大切
先生と別れて
持田と付き合い出して
あなたを失ってから
どれだけの夜を越え
どれだけの朝を迎えただろう
今でも先生が好きか?
分からないよ。
もしかしたら持田が好きなのかもしれない。
そう、思ってた。
お兄ちゃんの言葉を聞くまでは。
「…今、なんて言った??」
もう公立受験も終わり、ホッと一息つく埼玉の人達と、まだ公立受験が終わっていなくてドキドキな新潟に引っ越すあたし。
そんな微妙なこんな日に、お兄ちゃんに言われた。
「和樹が、○×病院に入院してる。」
今は2月半ば。
先生は、冬期講習前の授業以来、塾に姿を見せていなかった。ずっと休んだまま。
連絡も取れなくて。
佑実さんに頼む気にはなれなかった。
なんとなく…だけど。
「…う、そ…。」
「本当だ。」
「…。」
「本当は、和樹にも言うなって言われてたんだ。」
「…。」
「でも、いいかと思って…俺の勝手な判断だ。」
「なんで…。」
持田と付き合い出して
あなたを失ってから
どれだけの夜を越え
どれだけの朝を迎えただろう
今でも先生が好きか?
分からないよ。
もしかしたら持田が好きなのかもしれない。
そう、思ってた。
お兄ちゃんの言葉を聞くまでは。
「…今、なんて言った??」
もう公立受験も終わり、ホッと一息つく埼玉の人達と、まだ公立受験が終わっていなくてドキドキな新潟に引っ越すあたし。
そんな微妙なこんな日に、お兄ちゃんに言われた。
「和樹が、○×病院に入院してる。」
今は2月半ば。
先生は、冬期講習前の授業以来、塾に姿を見せていなかった。ずっと休んだまま。
連絡も取れなくて。
佑実さんに頼む気にはなれなかった。
なんとなく…だけど。
「…う、そ…。」
「本当だ。」
「…。」
「本当は、和樹にも言うなって言われてたんだ。」
「…。」
「でも、いいかと思って…俺の勝手な判断だ。」
「なんで…。」