好きを私にください。
-翌日


「先生昨日家帰った!!!?」


今日も塾、ありましたよ。

今日は理科!!


だからね、先生の授業があるんだぁ♪


「あ~、うん。」


…また忘れたな。

理科は、人数が少ないから1クラスしかないんだ。

要するに、舞佳も一緒。


上に上がった意味、あんま無いよね。


「ね~、先生。CD…。」

「はよ教室戻れ~。」

「C~D~~~ッ!!!」


もう、先生のバカっ!!

授業マジメに受けてやんないっ!!!


「ぁッ!!」


いい事思い付いたぁ!!


あたしは先生に紙を貰うと、適当なペンで


『高里先生へ

石井アンの「LOVE」を持ってくる!!!

管田さんより』


「LOVE」って言うのは、アルバム名!!
なんか可愛いよね♪


「先生!!」

「ん?」

「これあげるッ!」


って先生に手紙を渡す。

先生は受け取ってそのまま自分の机の上に置いた。


「財布にでも入れといてよッ!!」

「えぇ~、だって捨てちゃうもん。」


っていつもの意地悪な感じの笑顔。
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