好きを私にください。
「…怪しい関係では無いですヨ。」


あたしは思わずフォロー。


「怪しいってどんなだよ!?」


ってお兄ちゃんに突っ込まれる。


「…さぁ?」

「…で、どういう関係で?」


分かれよ、先生!!!


「「兄妹。」」

「兄妹!?意外だな~…。」


意外で悪かったね!!!


「和樹、この後予定は?」

「特には。」

「じゃあ飯でもどう?俺らまだなんだよね。」


って爆弾を落とすお兄ちゃん。

はい!?


いや、確かにまだなんだけどさ…。

一緒に食べるの!?お昼っ!!


「別にかまわないけど…。」

「あたし反対!!!」


思わず言うあたし。


「なんで?」

「だって、あたしたち一応先生と生徒だもん。」


ってお兄ちゃんに言うと、目をパチクリさせて、


「そういや、2人はなんで知り合いなんだ?」

「塾の先生。…理科のね。」

「そ、教師と生徒。」


理科という言葉を聞いて、お兄ちゃんはピンと着たみたいだ。


「だからさ、他の人に見られたら厄介でしょ?」

「本当のこと言えばいーじゃん?別に怪しい関係でもないんだし。」


ってお兄ちゃん。
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