好きを私にください。
それから雑貨屋さんとか、服とか見たりして、楽しい午前中だった。


「せ…高ちゃん、お腹すいたぁ!!」

「アンタいくつ?今の言い方めっちゃ子供っぽかったんだけど。」


って意地悪な笑顔を零す先生。


「いいじゃん、子供っぽくて可愛いでしょ?」


負けじと意地悪な笑顔を作るあたし。

それに、先生はキョトンッとした顔をした。


「バカじゃん~??」


って言いながら笑われた。


「いーからご飯!!」

「はいはい。」


あたしたちはフードコートに移動した。


「何食う?」

「マック~。お金ないもん。
何??高ちゃん奢ってくれんの~???」

「俺もマックでいーや。」

「えっシカト?!ねぇえ~ッッ!!!」

「うっせ!!奢るわけねーだろ、俺だって貧乏だ~!!」

「…カラオケ行くお金はあんのに?」

「…たく、仕方ねーな、今日だけだぞ!?」

「わぁ~い!!高ちゃんだっ…。」

「たく…。」


危ない危ない、“大好き~!!”って言いそうになっちゃった。

さすがにそれはマズイよね…。


「何にすんの?」

「マックポークのセットー。」

「足りんの?」

「余裕。なんならビックマックのセットでもいいよ??」

「ふざけんな~。」


にしても…“今日だけ”…まだ次があるってこと…かなぁ。

…あるといいなぁ♪


「高ちゃん、あたし席取って来るよ。」

「取れんのか~?」
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