好きを私にください。
-2日後


「先生ッ!!!」


塾であたしは叫んでた。


「先生ってどの先生だよっ!」


って塾長に突っ込まれた。


「えっあっ…えっと…。」


別に塾長か英語の先生か高里先生なら誰でもいんだけど!!


「んじゃ高里先生!!」

「んじゃってなんだよ!」

「いーから、早く早く!!」


あたしは高里先生を引っ張って、理科室に入った。


「来て早々、んな焦って…何?どしたの?」

「あのね、仲直りできたの!!」

「仲直り…?」


はて?といった顔をする先生。


「舞佳たちとだよっ!!」

「あぁ!」


何これ!!まさかの忘れ!?

ひど…。


「ちゃんと話せたよ!」

「よかったじゃん。」

「うん!」


ちゃんと話して、あたしも悪かったって分かったんだけど…


真菜とは5年間、舞佳とは3年間があるから…すぐに打ち解けたんだ。
本当、よかった。


「先生、ありがとう!!
あとで塾長たちにも言わないと…。」


迷惑かけちゃったしね。


「あぁ~、泣けてくる…。」


本当、よかった。ホッとしちゃった。
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