夏chu☆LOVE[短編]
海の家の中は真っ暗で
月明かりだけが
唯一の明かりだった
中に入ろうと、
足を出したとき
「南…………」
暗闇の中に、悠がいた
「悠………なんで、、」
驚く私に、
「南と過ごした夏を思い出したくて………」
今日初めて
悠が笑ってくれた
「ウゥ………ヒック……」
「み、、なみ、、」
「バカ、今日で終わりなのに……何で無視するのよぉ………」
我慢していた涙が溢れ出す
「南、、、南…ごめん、泣かないで………」
悠は泣く私に
キスをした………