不器用なシタゴコロ

「ゆずﾁｬﾝ到着〜!!」

「お〜ｯ!!お疲れ〜ｯ!!」





ﾐｽﾞｷｸﾝの後をついて入った部屋には。

わかっていたけど。

2sbBのﾒﾝﾊﾞｰがいて。





『…お疲れ、さまﾃﾞｽ…』





ｹｲﾁｬﾝ、亮ﾁｬﾝ、ﾓﾓｸﾝ。

私を見上げて座ってる3人と。

目を合わせることができなかった。





そりゃ緊張するでしょ!!

好きなｱｰﾃｨｽﾄだよ?!

ﾗｲﾌﾞだって行ったｺﾄないのに。

いきなり“一緒に飲み”だよ?!





…あぁ、もう。

鼻血噴いたらどうしよう…。





「…とりあえず、座れば？」

『へｯ?!』





気付いたらﾐｽﾞｷｸﾝも座ってて。

立ってるのは私ひとり。

声をかけてくれたのはﾓﾓｸﾝで。





『あ…はい…』





ｽﾄﾝ。



入り口入ってすぐのところ。

ﾓﾓｸﾝの隣に腰を下ろした。