ミルクティー
龍side

「龍っ!一口もらうね♪」

って、莉緒が言ったから許可をとる前に食べるとは思ってなかった。

これって間接キス…だろ?

「龍?どうしたのー?龍…?」

なんて、こいつ、ぜってー気づいてないな。ちょっと天然も入ってるのか?

そして普通に「え?だって、いっつも紗希に同じことしてるよ?」

なんて当たり前のように言いやがった。

俺がどんなにビックリしたかわかってねーな。

「…俺、一応…男なんだけど」

これでさすがに意味に気づくだろ…。

いまだに俺の心臓はバクバクしていた。
< 104 / 193 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop