ミルクティー

「はい！？えっ…」

「…どうした」

龍が画面を覗き込む。そして、「あぁ…」みたいな表情をした。

「いや、分かってたことなんだけど、まさか本当に付き合うなんて…」

「なんだ、分かってたのか」

「うん、紗希…、口では言わないけどなんとなく侑斗のこと好きそうだったから」

ふーん。と興味なさそうに答える龍。

すると龍の携帯が鳴った。

～♪♪～♪

「あ？今度は俺か…」

どうやらメールだったらしい。誰から？

「は…？なんで霜月が俺のメアド知ってんだよ」

一人で色々言い出した龍。侑斗からのメール！？

そしてあたしを見る龍。

「あっ、あたしは侑斗に教えてないからねっ！」