ミルクティー
「…だよな」

内容…。なんだったんだろ?

『俺、紗希嬢…、紗希と付き合うことにしたー。羨ましいだろー?』

龍にメールを見せてもらった。きっと龍はメールをシカトするタイプだよね…。

「……」

なにやらカチカチ文字を打っている。

「龍?なんて送るの?」

「『俺も莉緒と付き合う』…まぁ、アイツは『仮』で付き合ってたこと知らねーから」

…そっか!本当に付き合ってるって思ってたんだ。今まで!

「じゃあ、いろんな意味でビックリするね」

「理由は旅館に帰ったら説明するか…」

そういってメールを返して携帯を閉じた龍。

「もう花火も終わりだね」

「あぁ、っつか、この調子なら明日も2つに別れて行動しそうだな…」

あー、侑斗ならそうするかも…。紗希も彼氏には尽くすタイプだからなー。
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