ミルクティー
あたしなんて初めての好きな人で、初彼氏だから何していいか分からないし…。

~♪~♪

「え?返してないのにあたしにメール?」

『莉緒!なんで中村君の彼女になったのに報告してくれないの!?』

あ…、やっぱり言った方がよかったんだ。

ごめんね、とだけ返して携帯を閉じた。これは旅館に帰ったら質問攻めだね…。

「莉緒、もう電源切れ。邪魔されたくねぇんだよ」

「…あたしと一緒の時間を大切にしたい…みたいな感じ?」

「うるせぇ」

そういってあたしの携帯の電源ボタンを押して電源を落とした。もちろん、自分のも。

「花火終わるまで俺が預かる」

「えっ!?…分かった…」

え…龍って意外と彼女との時間を大事にするタイプなの?
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