ミルクティー
すると龍はちょっとだけ微笑んで、

「冗談だ、秘密なんてねーよ。莉緒をからかってみただけだ」

龍が微笑んだのを見てちょっとだけ照れるあたし。

「酷いっ!…でも、安心した」

珍しくあたしから龍の手を掴もうとしたら、紗希がいきなり…

「莉緒っっ!早く露天風呂行こう!そして明日に備えよっ!」

「えっ…ちょっと!」

あたしの手を引っ張り旅館の中を走る。

後ろの方で「じゃあ俺らも風呂に行くかー」って侑斗が言ってるのが聞こえた。

多分、龍は嫌そうな顔してると思う!ううん、絶対してる。

それからお風呂に入って、部屋に戻った頃には10時ごろ。

早いけど、もう寝ることにした。

明日…。どうなるのかなって思いながら寝た。
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