ミルクティー
龍side

「莉緒、もうちょっとここに2人だけでいよう…」

なんて俺らしくないこと言ってしまった。

少しは照れんのか、と思ったけど、素直に「うん」って言って寄りかかってきたから俺はビックリだ。

莉緒が全然動かなくなったな…。って思ってみたら寝てるしな。

ちけーし。っつか、段々…力抜けてきてどんどん俺の方に倒れてきてるしな。

今、俺らが座ってるとこは岩だし、岩の上に寝かせたら可哀想…だよな。

かと言って、このまま俺に寄りかかられてても…。

なんつーか…。好きな奴が寄りかかってるって何もしないでいられるか?…無理だろ?

俺も…一応、男だしな。

でも…、もうちょっと寝させてやっててもいいか。寝顔も可愛いしな。

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