ミルクティー
「待ってよ。行かないで」

そう呟いたと思ったら霜月君の腕の中に居た。

「ちょ…霜月君!なんのつもり?離して」

どうせ冗談でやってるんでしょ、いい加減にしてよ。

「俺さ、どうせ教室に戻っても右手がこのとーりだし、保健室にいよーと思うんだ。だから、この時間だけでいいから一緒にいてくれない?」

「え…でも…またあの女子達が心配すると思うよ?」

ホントに冗談だろうし、やめてくれないかなぁ。

「だいじょーぶだよ。このまま莉緒嬢と話すのもいいけど、俺眠いから寝るから一緒に寝よ?」

は?一緒に寝よぉぉぉぉ!?
何!?今日1日でどんだけいろんなこと起きるの!?

「いや、さすがに霜月君とは寝れないよー」

「えー、いいじゃん」
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