ミルクティー
「あっ!龍!さっそく人が来た!早くクラスに呼び込もう!」

「…ダルい」

龍はまったく動こうとしない。とりあえず、あたしだけでも…。

「2年A組の童話喫茶!寄って行きませんか?」

その人たちは2人組のギャルだった。

「えー…。イケメンとかいるのー?」

「え…はい。いま…すよ?」

なんとなくギャルが怖い。

「ってか、白うさぎ?めっちゃ可愛いんですけどーっ!こっちの子は…男!?」

もう1人の美白ギャルが驚いている。

「マジ!?しかもアリスだし!この子らおそろじゃーん!写メとろーっと!」

いきなりカメラを向けられてパシャパシャ。しかも、あたしのうさみみを弄りながら。

「そっかー!皆可愛いじゃん~。入ってみっかー」
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