ミルクティー
「マジ?なんで助けてあげないの~?」

そのとおりだよっ!気づいてるなら助けてよ…!

「ねぇ、莉緒ちゃん…、話聞いてる?」

やばっ…聞いてなかった。

「はっはい…!えっとー…」

隣でまた声が聞こえる。

「助けたいんですが、お客様…がずっとくっついてるので動けないんです…」

顔は見えないけど、きっと無表情で言ってると思う。

「あっーそっか!じゃあ、助けにだけ言ってきなよっ」

「…ありがとうございます」

ホントッ!?助けてくれるの!?

「莉緒ちゃーん?だからー、あーんでケーキ食べさせてよ♪」

だから、ここはそういう喫茶じゃないってば!
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