ミルクティー
「あ、霜月君!」

「ん?あぁ、莉緒嬢!さっそく行こう!」

というと、あたしの手を握って歩き出した。

周りの女子達はこの光景を見て、きゃーきゃー言ってる。

また明日なんか言われるのかなぁ…。

そう思うとため息が出た。

「…莉緒嬢?気分悪いの?」

心配してくれるんだ。優しいんだね…。

「ううん、大丈夫…」

「あのさ、何処に行きたいとかある?」

「ないよ?霜月君の行きたいとこでいいよ」

「じゃあ、美味しいケーキが置いてある喫茶店行こうよ!」

喫茶店?また少女漫画みたいなベタな感じ。
まぁ、そこでいっか…。

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