ミルクティー
「じゃあ、俺が奢るよ」

え、さすがにそこまでしてもらわなくたっていいのに。

「いや、さすがに悪いよ。あたしが払う!」

「いーの!莉緒嬢は払わないで!」

うっ…仕方ない。諦めよう。

あたし達はプリ機の中に入った。

『はい、撮りますよー。3、2、1』

その瞬間さりげなく肩を引かれ、あたしは侑斗にかなりくっついてる状態で映ってしまった。

しかも…

「あたし、驚いた表情だし!最悪っ」

「いやいや、驚いた顔も可愛いよ?」

やっぱり笑いながらそう言ってくれる。ちょっと嬉しい。

『2枚目撮りますよー。3、2、1』

今度は2人ともピースしてる写真になった。
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