ミルクティー
どんだけ紳士なの?って考えるのも飽きるくらい考えたよ。

「いいよ…。そんな迷惑だろうし、ね?」

「いいんだって!俺が莉緒嬢と少しでも一緒に居たいんだから」

言っても聞かないだろうし、仕方ないか…。

「じゃあお願いします」

「やった!じゃあさ、お願いがあるんだけどいい?」

「何?あたしに出来ることならいいよ」

「彼女っぽく、俺の腕をギュッてしながら帰ってくれる?」

ニッコリ笑いながら凄いことを言う侑斗。

「あのねっ!そういうのは好きな子にしてもらうもので、あたしにしてもらうことじゃないよ!」

「俺は莉緒嬢が好きだよ?あー…右手が痛くなってきたなぁー」

うっ、それを言われると逆らえなくなる…。

「むぅぅぅ…分かった!ギュッてすればいいんでしょ!?」
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