ミルクティー
龍が話しかけてきた。

「なっ、何!」

ちょっとビックリしちゃった。

「…昨日、帰りに…霜月と一緒にいたか?」

侑斗とのこと?なんで聞いてくるんだろ?

とうぜんあたしは隠しもせず、

「うん?いたよ?それがどうかした?」

平然と答えた。

「それでさ、お前…アイツの腕に抱きついてたよな?…付き合ってんのか、お前ら」

なんでそんなこと聞くの?

「付き合ってはいないけど…、腕には…抱きついてた…よ?」

「…付き合ってもないのに、よくできるよな。そんなこと」

何?喧嘩売るような口調で言ってくるの。
< 40 / 193 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop