ミルクティー
龍side

今にも何かに押しつぶされそうな莉緒を見てたら自然と、仮でも付き合いたいと思った。

おそらく、俺は莉緒のことが好き…なんだろ。

「でっ…でも、龍に迷惑かかるし…」

なんて、表情では助けてほしいって顔してるくせに、頼らないようにしてるのがバレバレだ。

「そこは…心配するな。そういうのは覚悟してる」

なんて、かっこつけたこと言ったけど、莉緒を俺の傍においておきたいだけだ。

「それに、俺は莉緒が相手なら『仮』でも付き合っていいと思ってる…」

ここまで言ったんだ。さすがの莉緒も気づくだろ。俺の気持ち。

つーか、霜月とはライバルだな。

話を聞くと霜月も莉緒のこと好きそうな感じはするからな。

ぜってー、莉緒は渡さねぇ…
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