ミルクティー
はぁ…バスケかぁ。

今、あたし達はコートに並んで今にも始めそうなときだった。

「じゃあ試合開始します。ジャンプボールです。じゃあー…チームの中で1番背の低い人!やりなさい」

って…あたしじゃん!155はあるんだよ?なのに皆160近くあるんだもん。

相手は誰だろ?

「…桐谷さん、よろしくね…?」

げっ…この前、金属バットであたしを叩こうとした…えっと、杉内さん…だ。

「笛の合図と一緒にボールを上に投げます。…頑張ってください」

ピッー

ボールが上がった。

あたしは必死にジャンプした。…だけど、届かなかった。

「莉緒!どんまい!これから攻めてこう!」

紗希はフォローしてくれる。
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