ミルクティー
けっこう派手に転んだあたし。

紗希達が心配して近寄ってきた。

「莉緒!!大丈夫!?」

さすがの先生も、

「村上さん!貴方、なんで足なんか出してるんですか!?」

怒っている。

「紗希、先生…あたし、大丈夫です。立てます。続け、ましょう」

ちょっとズキッとする足で無理矢理立ち上がった。

その瞬間、凄い痛みが走ってまた床に座ってしまった。

「莉緒…。ちょっと!村上さん!わざとでしょ!?わざと足出したでしょ!」

紗希は怒り出して村上さんを怒り出した。

「ちょっと前田さん!先生が理由を聞きます。桐谷さんも大丈夫なんですか?」

「大丈夫です。たっ、立てます…」

「でも、莉緒…。右足、紫色になってきてる…よ?大丈夫なわけないじゃん!」

そうなんだけど、痛すぎて歩けないから保健室にも行けないのが事実。
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