ミルクティー
「村上さん!なんで足を出したの!」

「すいませーん、だって敵が来たら止めようとするじゃないですか。動こうとしたときに足を出したら桐谷さんが…」

ちょっとだけニヤッと笑う村上さん。絶対わざとやってる。

「ちょっと!嘘つかないでよ!今笑ったでしょ!?あんた莉緒にわざとやったでしょ!」

「紗希…」

「桐谷さん、とりあえず保健室に行きなさい」

さすがに男子の方も気づいたらしく、ざわつき始めてた。

「はい……」

歩けないのになぁ…って思ってたら男子の方から、侑斗と龍が走ってきた。

「先生っ!莉緒嬢大丈夫なんですか?派手に転んでましたよね!?」

相当心配なのか、先生に質問攻めをしてる侑斗。

そして、村上さんを睨みながら何か言い出してる侑斗。

「…おい、とりあえず莉緒を保健室につれていくこと最優先だろ…」
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