ミルクティー

付き合ってるフリ

ここは保健室。

あたしは龍に、おっ…お姫様抱っこされて今は保健の先生に治療してもらっている最中。

もちろん、龍もすぐそばにいる。

ガラッ

「莉緒嬢!大丈夫?ごめんね、すぐ気づけなくて…」

侑斗が走って来てくれたみたい。

「ううん、大丈夫だよ。というか、2人とも…まだ体育の途中だよ?行かなくていいの?」

「俺は…体育なんてどーでもいい」

「俺もっ!莉緒嬢の方が心配だし。どーせバレーだし」

いいのかな…?授業に出なくていいのかな?

「はい、まぁ、ちょっと酷い捻挫ね。2週間は走らない方がいいわ。歩くときもゆっくりね」

捻挫かぁ…。体育で捻挫するなんてホント、ドジだな、あたしは。
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