ミルクティー
ちょうどお昼になった。

あたしの学校はお弁当だから、紗希と食べようかな。

「莉緒嬢ー!俺とお昼食べない?中庭でさ!」

え…一応、彼氏いるんだけど。ホントに諦めてないの?

「ねー、いいでしょ?よかったら紗希嬢もどう?」

「私は莉緒がいいなら何でもいいよー」

あたしに任せるのかいっっ!

えーっと、どうやって断ればいいの…?

「あっあたしは…えっと…」

「莉緒は俺と食うんだよ。俺の彼女に手出すな」

そういうと、あたしの手を掴んで引っ張った。

「わっ…」

あまりにもいきなり引っ張られたから勢い余って龍の胸の辺りに突っ込んでしまった。

「…前田、莉緒は今日、俺と食うから、また今度にしてくれ」
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