ミルクティー
「えっ…あ…うん」

思わず紗希もポカーンとしてる。

あたしは、龍の胸に飛び込んでしまって、鼻を強打して痛さに集中していた。

「ほら、行くぞ」

あたしの手を引いて歩き出した、龍。

「莉緒嬢!今度、一緒に食べようね!」

「えっ?んー?うんー」

なんて言ったか聞こえなかったから、とりあえず返事しといた。

返事をしたらちょっとだけ龍のあたしの手を握る力が強くなった。

龍はどんどん歩いていって、屋上についた。

「莉緒…なんでお前はそう愛想振りまくんだよ…」

「え?なんのこと?」
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