ミルクティー
「ゆっ侑斗!?…なんで紗希を抱きしめてるの…」

それは確かに侑斗だった。

…ん?耳を澄ますと微妙に会話が聞こえる。

「…っ侑斗ぉっ…、なん、で…なんで…こう、なっちゃうのぉ…!」

泣きじゃくる紗希を優しく抱きしめながら…

「…紗希嬢は悪くないよ。元気だして…」

侑斗がめっちゃ優しい!ちょっと感動…

「あの2人いい感じだな…。莉緒、帰るぞ。ここは霜月に任せろ」

「…そうだね」

あたしはバレないようにこっそり帰った。

さすがに周りの人にはあたし達は変人に見えただろうな…。

あたしは紗希がちゃんと話してくれるまであたしは待とう。
< 77 / 193 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop