ミルクティー
ちょうどいいし、聞いてみよーっと。

「ねぇ、龍。なんの話してたの?侑斗が凄く嬉しそうにしてたんだけど」

「あぁ…、当日、海に行ったら教えてやるよ」

なんで?ここでは言ってくれないの!気になるじゃん!

気になってるあたしを無視して教室に戻っていく龍。

ちょっとくらい教えてくれてもいいのにー…。

あたしも教室に戻ろうっと。

キーンコーンカーンコーン

あ、チャイムだ!急がないと!…まだ予鈴なんだけど。

次の授業はあたしが嫌いな国語の古文なの。

だから、ついついボケーっとしちゃうんだよねー。

そういえば、最近…侑斗ってあんまり他の女子といる回数減ったよね…?

なんでだろ?やっぱり侑斗でも一途な恋ってしてるのかな?

とにかく、古文の授業のときはこういうことばっかり考えて1時間が終わってしまうの。
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