ミルクティー
「じゃあー…莉緒にはこれっ!」

紗希が手にしてるのは、濃いピンク色で紗希のと一緒で胸のところにリボンと白いハートマークが描いてある水着だった。

「お揃いにしない?色違いで!」

「いいよー。でも、あたしに濃いピンクなんて似合わない…よ?」

「大丈夫!莉緒は可愛いし、濃いピンクでも似合う!それでもっと中村君を惚れさせちゃえ!」

えぇ//そんなことないのに…。

でもちょっと照れながらもせっかく選んでくれたものだし買った。

帰り道、紗希と歩いてたら突然、紗希が話した。

「ねぇ…莉緒」

「ん?何?」

ちょっと顔が赤くなっている紗希。なんで?

「ううん、なんでもない。また今度ねっ!じゃあ私、ここで曲がるから」

「え?うん?じゃあまた明日ね!」

ばいばーいって言ってあたし達は別れた。

明日は、海に行くから楽しみだな。きっと侑斗も龍もかっこいいんだろうな。

そう思いつつ、あたしも家に帰った。
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