ミルクティー
「ダメだ。今、あの2人は楽しそうに話してるだろ?そのまま話させててやれ」

そっかー…。それもそうだよねっ!

…電車に揺られること20分。

ついに海に着いたあたし達。

まだ7月になったばかりだというのに、もう30℃越していた。

まさに海日和の日。

「じゃあさ、まずさ、旅館に行って荷物とか置いてこようか?」

侑斗が言った。

「…そうだな。部屋割りとかってどうなってるんだ?」

「そう!私も気になってた」

そういえば…何も聞いてないかも。

「あー…残念なことに俺と中村が同室で莉緒嬢と紗希嬢が同室だよ」

本当に残念そうな表情で言った。

「おい、てめーは嫌そうな顔してるけど、俺はもっと嫌だからな」
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