俺様彼氏に要注意!
ぴぴぴ―――
「ん゛――!!!」
目覚まし時計をみて、あたしは飛び起きた。
「遅刻する!!」
制服に着替えて、顔を洗い歯を洗い、
朝ごはんを食べないででた。
我ながらすごい……
起きて10分で家を出れた。
よかった…
これで間に合う―――
「莎夕おはよ!」
「あ、世南おはよ!」
自分の支度の早さにびっくりしてると、後ろから世南があたしの肩をたたいた。
「うわ~眠そう」
「あの本早く読みたくて、で、先輩と話したくて」
「恋する乙女になっちゃってさ~」
へへへっと
笑って、にやけた。
「頑張りなよ!」
「うん!ありがとう」
あたし今、幸せ絶好調!
先輩があたしの事好きじゃなくても、話せることが嬉しい……