電撃★6MONTHS~突然の同居生活!?~
「……何っ!?」
びっくりして、思わず声を洩らす。
じっと、ただ雨が止むのを待つしかない私達。
暫く待ってみるも、一向に止む気配はなく。
「これじゃあ、まだ帰れそうにないわね」
そんな声に、深く溜め息をついた時。
――ピリリリリ。
突然、ポケットで着信音が鳴り響いた。
誰かと思い、画面を見てみると……。
「甲斐兄ちゃん」
呟いた私は、そのまま電話にでる。
『聖楽、母さんも一緒か?』
「う、うん」
『そうか……。なら、後で伝えてくれ』
「わかった」
……どうしたんだろう。
いつになく真剣な声色。
尋常じゃない緊張感が伺える。
『……家が、なくなった』