電撃★6MONTHS~突然の同居生活!?~
「困ったな……」
そう呟いたのは、私の兄、大宮甲斐である。
事故の現場を目前で目撃したという彼が、こうして無事でいるのは、奇跡なのかもしれない。
「甲斐、聖楽、よく聞いて」
「え?」
すると突然、さっきまでどこかへ電話していたお母さんが口を開いた。
まっすぐなその声に、何事かと耳を傾ける。
そして――。
「あなた達、今日から6ヶ月沖合さん家でお世話になりなさい」
……へ?
お、オキアイサン?
それって、誰ですか!?