電撃★6MONTHS~突然の同居生活!?~
「この辺りの筈なんだが……」
「あ! あれじゃない?」
メモを頼りに道を行く私達。
“沖合”
そう書かれた標札を見つけた私は、咄嗟に指を指す。
――ピーンポーン。
早速家の目の前に行くと、私は恐る恐るインターホンを鳴らした。
なんとなく、緊張感が沸いてくる。
「はーい」
明るい声とともに開かれたドア。
その中から、見るからに優しそうな女の人がゆっくりと顔を出した。
「あなた達が……」
「ええ。大宮甲斐です。よろしくお願いします」
「お、大宮聖楽です!」
丁寧な挨拶に続いて、急いで頭を深く下げる。
……にしても、キレイな人だなー。
「さあ、上がってください」
促されるようにして、私達は家の中へ入っていった。