片想い
「もしかしたら、一番純粋な恋、今してるかもね…」


「一番純粋だよ!」


「いつも瑠波は人の相談ばっか
聞いてるよね」


「でも、相談してくれることは
嬉しいことだから」


「そうだけど…」


「それにさ、相談乗ってる時だけ先生のこと忘れられるから」


「やっぱり諦めるんだ?」


「努力はしてるけど…」


「今の気持ちを大事にしな?
自分の気持ちには嘘ついたらアカンよ!」


そういえば…


あたしはいつも先生のことは


もう好きじゃないって…
< 52 / 61 >

この作品をシェア

pagetop