1970年の亡霊
第一部『蘇る刃』…首無し死体
第一部『蘇る刃』
国を憂いて若き命を山河に散らした者達よ
君達が護ろうとしたこの国は
果たして君達の命をもってして護る程の価値があったのだろうか
いまや、この国には真に憂国の情を持った者は一握りの者しかいない
愛国心を語れば、鼻で笑われ
憂国を説けば、気が触れたかという目で見られる
こんな国にしてしまったのは
私利私欲に走る政治家や
正しい答えを子供達に伝えられない教育者達だ
この国の未来を信じて自ら命を捧げた英霊達に
私は心からお詫びをする
そして、くだらない国に成り下がった日本という国を
正しい道へと導く為に、私は命を捧げる
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