蓮の苦悩
寝汗をかいたみたいで
軽くシャワーを浴び
着替えを済ませた


ホテルから歩いて10分程の
レストランに向かう
何となく怠さは取れず
食欲の無いまま移動


そこは地元の人も利用する
所の様で、店内は混んでいた

入口には店員がいて
日本語で話かけられホットした




"ねぇ…無理しないでよ?
本当に大丈夫なの?"


"ゴメン麗奈。さすがに
限界かな?親父だしな"

苦笑いする俺に
真面目な顔をして

"去年から本当に
色々あったもんね…
私が倒れた事で
心配もかけちゃったし"

そうだよな
結婚だって本当に急だったし

"大丈夫だよ。
酒は止めとくかな…
連日夜遅くまで起きてたから
今日は、早く寝れば大丈夫"

一瞬にして耳を赤くする麗奈


"あ…やっぱり寂しい?"


"ちょっと〜!もぅ…"

プププ
やっぱり面白い

"な なにニヤニヤしてんの?"


"ごめん ごめん
早くメニュー決めよ"


カンガルー
クロコダイル

……………
………




食欲無くなってきたかも
ヤバい


"私、クロコダイル!"

楽しそうに選ぶ麗奈
マジかよ


俺は麗奈にカンガルー
を薦められ注文した
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