蓮の苦悩
俺も頑張ろ
部屋の電気を消して
缶ビールとチューハイを
持ってベランダに出る
麗奈を後ろから抱きしめ
耳にそっとキスをした
今夜はずっと二人きり
麗奈を独り占めできるんだ
麗奈に触れるのだって
久しぶりだ
恋人同士なのに
毎日会えない俺達
"それにしても麗奈細いよな"
"そんな事ないよ〜"
"でも出るとこは出てるから"
ワザとお腹をモミモミして
"あっ間違えた"
と言ってみる
そんなじゃれあいだって
旅先だからできる事
麗奈のシャンプーの香が
俺の男を奮い起こす
ん〜今言ってしまいたい
でも…
"田崎さん今日は本当に
ありがとう
田崎さんの大切な物沢山
見られて幸せだよ"
"俺も…"
その可愛い唇にそっとキスをする
ちょっとするつもりが
ちょっとで済まなくて
花火が始まるのに
麗奈の唇を割って舌を入れると
必死に答え様とする麗奈
駄目だこれ以上は…
キスを止めて麗奈の頬に
手を添える
うっとり頬を染める
麗奈の顔を見て
もっとしたいのを我慢する
"さ…花火始まるぞ"
と湖畔に向かせる
もちろん後ろから抱きしめたまま
夜空に輝く花火は
美しかった