蓮の苦悩

慌ててタオルを
掴もうとしたが
間に合わず


"あっ"
と小さな声を出した麗奈

その瞬間
俺は麗奈の脇に両腕を入れ
風呂の縁に座らせた

"麗奈 ごめん
俺 ここで抱きたい
部屋まで我慢できない"

そう言って
麗奈に深いキスをした

わざとリップ音をたて
麗奈の口内に舌を入れた
いつもより激しいキスに
麗奈も息が荒くなる


身体を包むタオルを剥がし
床に敷いた

麗奈の細い身体に似合わない
豊かな膨らみは
浴室の照明に反射し
より美しく見えた

麗奈も感じているのが
伝わる

俺はそっと口づけをして
いつもより時間をかけて
愛撫した

身体中にキスを降らせ

"麗奈 もう良いかな"
と言うと

"ダメ"
と言って身体を起こそうとした

驚いた俺は
動きを止めると
麗奈が信じられない事を
言った
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