イケオタ
「いらっしゃいませぇ〜☆

ネコミミメイド喫茶

本日開店でぇ〜す」

「あ・な・たの〜
ひぃ〜とみに〜とびこみたい〜」

追っかけ一同
「まぁ〜ゆりん
おぉ〜」

「な、何これ…」

「ふ、不愉快だわ」

オタク達の異様な空気に結衣花も友里恵も顔がわらっていなかった

「何ってオタクの聖地じゃん
なっ!!奈瑠」

あぁ〜いいなぁあのコス

「おい奈瑠?」

あっ!!

あのメイドさん…

萌え〜☆

バシッ!!

「いたっ!?」

「奈瑠はなし聞いてんのかよ」

「えっ!!
あぁ〜ごめん」

「奈瑠もこの異様な空気にあてられたんじゃないの」

「そんなわけンッ!!」

翔のお喋りな口を素早く奈瑠は両手で防いだ

「そ、そうなんだよ

あぁ〜はやく買って帰ろう
ねっ!!」

「ンッ…ップハァ〜
し、死ぬかと思った〜」

翔は力ずくで奈瑠の両手を自分の口からひっぺがした

「さ、行こっか翔」

奈瑠はニコッと微笑んでみせた

「な、奈瑠…
目が、目が笑ってないぞ
なんかこえーよ」

「そんなことないよ翔…
ほら一緒にいこーよ」

そんな2人のやり取りを見ていた結衣花と友里恵は仲がいいなぁ〜っと思いつつ、はやく先へ進みたいので声を掛けた

「お二人さぁ〜ん
はやく行かない」

「そうね
あなた達の夫婦漫才には付き合ってられないわ」

「誰が夫婦だ」

「そんなのわかってるわよ
二人でハモるな
そんなんどうでもいいからはやくいこ、ね!?」

確かにこのままだとゆっくり服を見てる時間はないと思い、奈瑠達は先へ進むことにした…
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