お嬢様とお坊ちゃまの恋が見られる魔歌学園生徒会役員達♡
「れん、怖くないの?」
「かなは、怖いの?」
れんが私の顔を覗きこんでくる。
「……怖いよ。だって、また、傷つけたらどうしようって……」
「じゃあ、歌わないの?」
「……ううん。歌う。歌うよ、私」
れんの顔に笑顔が浮かぶ。
れんの手が私の頭にのせられる。
「よく言った! じゃあ、俺等の歌を聞かせてあげよう。幸せの歌を!!」
「うん!!」
私達は、ヴァイオリンを持った。
弾きながら歌う。