お嬢様とお坊ちゃまの恋が見られる魔歌学園生徒会役員達♡
「……何にも、考えてない」
「ホントに?」
「ホント、だよ」
私の声はたぶん弱々しく聞こえてるはず。
でも、言えない。
言いたくないし、恥ずかしいし///
「じゃあ、言えるようになったら教えてね、お嬢様」
れんはそう言って、出口をくぐった。
何か、あっさりしてない?
何か、たくらんでるの?
れんの顔を見る。
そこには、何故かさみしげな顔が張り付いていた。